
ポケモンカードゲームの中でも、特別な存在感を放つ一枚が【コダック [286/SM-P]】です。このカードは、2018年に東京都美術館で開催された「ムンク展—共鳴する魂の叫び」とのコラボレーションで登場しました。エドヴァルド・ムンクの代表作『叫び』をモチーフに、驚きの表情を浮かべるコダックが描かれたこのカードは、アートとポケモンの融合を体現した希少なプロモーションカードとして、世界中のコレクターから高い評価を受けています。
コダック [286/SM-P]ってどんなカード?
【コダック [286/SM-P]】は、2018年に東京都美術館で開催された「ムンク展—共鳴する魂の叫び」とのコラボレーションで配布されたプロモーションカードです。このカードの最大の特徴は、エドヴァルド・ムンクの名画『叫び』をモチーフにしたイラストで、驚きの表情を浮かべるコダックが描かれています。背景にはムンクの独特な色使いと筆致が再現されており、アートとポケモンが見事に融合したデザインとなっています。このユニークなビジュアルは、国内外のコレクターから高い評価を受け、特に海外のファンからの人気も高い一枚です。
カードの性能面では、無色エネルギー1つで使用できる「さけび」という技を持ち、お互いのバトルポケモンをこんらん状態にする効果があります。しかし、対戦での実用性よりも、その芸術的な価値と希少性からコレクション目的での需要が高いカードです。
コダック [286/SM-P]の相場ってどのくらい?
- 未開封・美品の相場:約85,000円(買取価格)
- やや状態に難あり(白かけ・小傷など):約9,999円
- PSA10鑑定品の相場:約311,450円
- 出品数やタイミングにより価格変動あり:オークションやフリマアプリでの出品数は限られており、需要と供給のバランスによって価格が大きく変動することがあります。
- 今後の高騰も視野に入る・今後の価格推移予想はどう?:アートとのコラボレーションという特異性と、コダックという人気キャラクターの組み合わせから、今後も価格の上昇が期待されます。特に海外市場での需要が高まることで、さらなる高騰が予想されます。
コダック [286/SM-P]が投資向けな理由
- アートとのコラボレーションによる独自性:ムンクの『叫び』をモチーフにした唯一無二のデザインは、他のポケモンカードにはない芸術的価値を持っています。
- 限定配布による希少性:特定の展覧会での配布という限定的な入手方法により、市場に出回る枚数が少なく、希少価値が高いです。
- コダックという普遍的な人気キャラクター:独特の世界観とデザインで、世代や国境を超えて愛されており、その関連商品は常に高い需要があります。
- 海外市場での高評価:特に欧米のコレクターからの評価が高く、国際的な需要が価格を押し上げる要因となっています。
- 【コダック [286/SM-P]】はカード自体の印刷特性からか、センタリング(縁のバランス)が整った個体が非常に少ないことでも知られています。
そのため、PSA10の評価を獲得しているカードは全体の流通数に対して極めて少なく、単なる美品よりも圧倒的にプレミアムな価値を持つ点にも注目したいところです。
「ムンクコダック」のPSA10は、まさに“完璧な状態”の称号を持つ希少な存在として、コレクターの間では非常に高く評価されています。
購入するタイミングと売却のタイミングは?
- 購入タイミング:市場に出回る枚数が少ないため、状態の良いものが出品された際には早めの購入を検討するのが賢明です。特に価格が安定している時期や、他の注目カードが話題になっているタイミングを狙うと良いでしょう。
- 売却タイミング:ポケモンカードの需要が高まるイベントや、コダック関連の新商品が発売される時期、またはムンク展の再開催など、関連する話題が注目を集めるタイミングでの売却が高値での取引につながりやすいです。
上昇トレンドカードとの比較
カード名 | 現在のPSA10相場 | 配布・販売形態 | 備考 |
コダック [286/SM-P] | 約311,000円 | ムンク展コラボ限定配布 | 初期に配布されたムンクプロモ。状態良品は超 希少 |
ピカチュウ [288/SM-P] | 約450,000円〜600,000円 | ムンク展限定配布 | シリーズ中でも最人気、海外需要も抜群 |
イーブイ [287/SM-P] | 約100,000円〜150,000円 | ムンク展コラボ限定配布 | ブイズ人気とアート性が評価され価格上昇中 |
ミミッキュ [289/SM-P] | 約450,000円〜550,000円 | ムンク展限定配布 | ダークな雰囲気が支持され、投資対象としても注目 |
モクロー [289/SM-P] | 非約100,000円前後 | ムンク展コラボ限定配布 | PSA10流通数が極少、マニア向け需要あり |
このように【コダック [286/SM-P]】は、ムンクシリーズの中ではやや控えめな知名度ながら、配布初期のカードであり、コンディションの良い個体は非常に貴重です。とくにPSA10評価のカードは出品自体が少なく、安定した価格帯を維持しています。
投資目線で見た場合、すでに価格が高騰している【ピカチュウ】や【ミミッキュ】よりも、これから伸びる余地のある【コダック】を今のうちに押さえておくという選択は、十分に理にかなっています。
まとめ
【コダック [286/SM-P]】は、2018年に開催された「ムンク展」とのコラボによって誕生した、非常に希少なプロモカードです。ムンクの名画『叫び』の世界観と、コダックのユニークなキャラクター性が融合したビジュアルは、ポケモンカードの中でも異彩を放つ存在です。
相場は安定して高値をキープしており、PSA10ともなると30万円を超える取引も珍しくありません。今後ムンク展やアートとのコラボが再注目されれば、さらに注目度が高まる可能性も十分にあります。
ピカチュウやミミッキュほどの知名度はないものの、「初期配布のムンクシリーズ」という価値は今後も色あせません。投資目的でも、イラストコレクションの一環としても、「持っておいて後悔しない一枚」と言えるでしょう。
見かけたときが購入のチャンスかもしれません。希少性と魅力を兼ね備えたアートピースとして、ぜひあなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。